マルク板金工業

屋根修理は何種類?工事内容を適切に学び、修理を実施しよう!

私たちの住まいをいつも守ってくれる「屋根」ですが、長年使用していると経年劣化を起こすことをご存じでしょうか。

 

適切なタイミングで屋根修理を行うことで、住まいをこれまで以上に長持ちさせられます。そこで、この記事では屋根修理の種類や、工事内容を詳しく紹介します。

 

屋根修理は何種類?4つのパターンを紹介

暮らしを建物の上部からしっかりと守ってくれる屋根ですが、長年使っていると経年劣化が進みます。

 

経年劣化を起こす原因には、紫外線や雨水が挙げられますが、屋根に使われている塗料の劣化によって屋根材本体のダメージが進行することもあります。

 

では、もしも屋根に修理が必要となった場合には、どのような工事を行うべきでしょうか。この章では「4つの屋根修理」に注目し、詳しく紹介します。

 

屋根修理の種類は4パターンある

屋根修理の種類は、主に以下の4つの種類が挙げられます。

 

・塗装工事
屋根材のなかには塗装が必要な素材があります。塗料の耐用年数はおおよそ10年前後といわれており、劣化していくと防水効果などが薄れてしまいます。そのため、適切なタイミングで塗装工事を行うことが大切です。また、塗料が劣化すると退色するため、放置しておくと住まいの美観が損なわれます。美しい外観を保つためにも塗装工事を行うことがおすすめです。

 

・重ね葺き工事
重ね葺き工事は、カバー工法と呼ばれる種類の工事を行うことで、屋根材をきれいにリフレッシュする工事です。カバー工法とは外壁にも使われる手法の工事であり、既存の素材の上から新しい素材を重ねることで、住まいの美観を整える工事を指します。

 

カバー工法は既存の屋根材を解体しないため、雨漏りの対処などには不向きとされていますが、塗装工事のように塗料だけをやり直すものではなく、新しく丈夫な屋根材を設置し直すため、見た目も劇的に変えられます。ただし、既存の屋根に新しい素材の屋根を重ねるため、建物に大きな負荷がかかることは知っておく必要があります。

 

・葺き替え工事
葺き替え工事とは、重ね葺き工事とは異なり、既存の屋根材を解体する工事です。新しい屋根材を設置するために、一度既存の屋根を撤去し、野地板なども新しいものへと交換します。

 

築年数が相当に経過した住まいに行われる工事ですが、台風などの災害後に行われることもあります。葺き替え工事は大規模な種類の屋根修理のため、高額になることも多くなっています。ただし、屋根全体を葺き替えると建物の寿命は大きく伸ばせます。

 

・補修工事
種類豊富な屋根修理の工事のなかでも、ライトな内容の施工が多い補修工事は、ダメージ部分だけを直す工事です。雨樋や漆喰など、気になる部分だけを補修します。金属疲労が起きやすい板金部分のみを補修することも多いでしょう。雨樋の補修なども部分補修に含まれ、数万程度で終わる工事です。

 

このように、屋根工事の種類は4パターンが挙げられます。

 

自宅の屋根修理はどのように行うべき?工事の選び方とは

屋根修理には主に4つの種類がありますが、実際に自宅の屋根修理を依頼する場合には、どのように工事内容を決めるべきでしょうか。

 

この章では、工事の選び方について詳しく解説します。

 

まずは点検をしよう

屋根修理は住まい全体に影響するリフォーム工事であり、費用だけで決めるべきではありません。適切な工事を実施するためにも、まずは屋根の状態についてメンテナンスをすることが重要です。

 

一般的に現在の多くの屋根は、スレートが中心となって作られていますが、塗装を必要とする屋根材が多いため、10年程度を目安に点検する必要があります。

 

点検の結果、補修などが必要でなければ無理にリフォームを行う必要はありません。

 

・無料点検も活用しよう
屋根の塗装や本体のダメージが気になる場合、無料で点検を依頼することも可能です。塗装業者や屋根工事業者、板金業者など屋根に関する多くの会社が無料点検を実施しています。

 

また、ハウジングメーカーなども新築後5年、10年などの節目に無料点検を実施しています。点検費用が気になる方は、まず無料点検の機会を活用しましょう。

 

費用では決めないこと

屋根修理にはいろいろな方法があり、大規模な工事になると費用は高額化します。しかし、適切な屋根修理を行わないと、雨漏りなどに発展するため住まいに大きなダメージを及ぼすことになります。

 

どうしてもリフォーム費用が高額だと、施工に二の足を踏みたくなります。しかし、適切な工事を行うために、費用だけで決めることは避けましょう。

 

屋根修理には素材にあった補修方法が必要

屋根にはスレートはもちろんのこと、瓦やトタンが採用されていることもあり、屋根材の種類によって必要な点検や補修内容は大きく異なります。

 

たとえば、日本瓦を使っているなら、塗装工事は不要です。(雨樋に行われることはあります)この場合、塗装業者に点検や補修を依頼しても、専門家ではないため対応ができません。

 

屋根修理には素材に合わせた補修の実施が必要であり、まずはしっかりと適切な専門家に相談することが重要です。

 

屋根修理の種類選びに迷ったら誰に相談できるのか?

屋根修理には豊富な種類があるため、実際に工事を依頼する場合には相談のうえで決めることがおすすめです。では、屋根修理の相談は誰に行えば良いでしょうか。

 

塗装業者

塗装が気になる場合には、塗装業者への相談を検討しましょう。屋根の塗装が紫外線などの影響により10年持たずに劣化することもあります。

 

退色が目に留まるようになったら、早期に塗装業者へ相談することがおすすめです。

 

屋根修理業者

屋根には修理を専門とする業者もいます。屋根全般の修理やリフォームに対応しているため、点検を依頼する際にもおすすめです。塗装に関するアドバイスを実施している業者もあります。

 

ハウジングメーカー

もしも住まいをハウジングメーカーで建設している場合には、ハウジングメーカー側が点検や補修の相談に対応してくれます。新築時の担当店舗などに問い合わせると、スムーズに屋根に関する相談に応じてくれるでしょう。

 

まとめ

この記事では、屋根修理の種類に注目しました。屋根修理には主に4つの種類があり、自宅に修理が必要となった場合には、費用だけではなく必要な補修に焦点を当てて工事を決める必要があります。

 

まずは点検をしっかりと実施し、適切な工事を実現しましょう。