屋根修理の前に知っておきたい注意点|業者選びのヒントを解説
住まいの屋根を修理してもらい際には、しっかりとリフォーム技術を有する業者へ依頼することが必要です。
残念なことに、屋根修理の業者のなかには悪徳商法を用いて営業するケースもあり、トラブルが発生しています。
そこで、この記事では屋根修理の前に知っておきたい注意点と、業者選びのヒントを解説します。
屋根修理に多い業者トラブルとは?
屋根修理とは、住まいの屋根を修理してもらうことを指します。
屋根は紫外線や雨風の影響を受けやすく、塗装のリフォームや屋根材の張り替えを要する場合があります。
また、台風などの影響で屋根に大きなダメージが発生する場合もあり、早急なリフォームが必要となるケースも少なくありません。
瓦が落下してしまう、金属板金がめくれてしまうなどのトラブルが起きたら、雨漏りに至る可能性が高いため早急にリフォームを行いましょう。
では、屋根修理を依頼する際に知っておきたい業者トラブルとは、一体どのような点でしょうか。
以下4つの注意点を解説します。
1.見積もりトラブル
屋根修理を業者に依頼すると、まずは修理が必要な箇所を確認し、どのような方法でリフォームを実施するべきか見積もりと提案書を作成します。依頼者が提案内容に納得すれば、契約に移行します。
しかし、見積もりはあくまでも概算です。実際には若干の費用変動が起きる場合もあります。
しかし、施工後に高額の請求が行われるケースも少なくありません。
見積もりに足場代金が加算されていなかったり、高額の人件費が加算されたりするケースが消費者センターにも報告されています。
見積もりの段階で、施工後にはいくら程度追加される可能性があるのか、きちんと質問しておきましょう。
また、費用相場を確認するためにも、複数の業者に見積もりを依頼することもおすすめです。
2.訪問販売トラブル
昔から悪徳商法が多いとして知られている「訪問販売」ですが、残念なことに屋根修理に関しても訪問販売トラブルが発生しています。
もちろん、優良業者もなかにはいるのですが、ある日突然訪問し、「屋根が壊れている」などと不安を煽って修理を誘うケースは少なくありません。
高齢者宅は特にこうした訪問販売が行われやすいため、注意点として把握しておきましょう。
3.無料点検商法
屋根修理業者のなかには、無料点検を謳って屋根に上り、わざと屋根を壊す事案も発生しています。特に台風などの自然災害のあとには、地域に密着していない業者が来訪し、無料点検を促すケースが少なくありません。
こうした悪徳商法を行う業者は確かな技術も持っておらず、いい加減な方法で修理をして去ってしまいます。無料点検商法は、悪質性が高いため安易に承諾しないことが大切です。
4.火災保険商法
火災保険は風災などの影響による屋根の損壊に対して、保険金を支払っています。しかし、すべての損壊に対して火災保険を支払えるわけではありません。経年劣化による屋根のダメージは保険金請求の対象外です。
しかし、「火災保険を使えば修理ができますよ」と声をかけて、無理やり修理を促すケースも少なくありません。こうした火災保険を悪用させる商法は2010年以降に急増しており、各地の消費者センターに被害が報告されています。
悪徳商法に引っかからないためにはどうすればいい?
屋根修理の悪徳業者は、自然災害後などを狙って修理を促すケースが多く、本当に困っている方の弱みに付け込むような手法を使っています。
しかし、親切そうな笑顔で現れる悪徳業者を見極めることは難しく、被害に遭ってしまうケースがあとを絶ちません。では、屋根修理の悪徳商法に引っかからないようにするためには、どうするべきでしょうか。
悪徳業者向けの対策方法や注意点も踏まえながら、業者選びのコツを解説します。
優良業者と出会うために、見積もりを活用する
見積もりを使った悪徳商法についてすでに解説しましたが、悪徳商法を見極めるためには、複数の屋根修理業者との出会いが大切です。
地域に根付いた屋根修理業者や、知人の紹介など、さまざまな方法を使って、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
他社の見積もりを見せることも問題がありません。
優良業者はなぜこの費用が発生するのか、丁寧に説明してくれます。違和感のある業者に依頼はせず、丁寧な業者に依頼しましょう。
定期的にメンテナンスを受ける
台風による被害の場合、ある日突然屋根にダメージが発生してしまいます。しかし、経年劣化の場合は徐々にダメージが進行していきます。そこで、定期的なメンテナンスを受けることがおすすめです。
雨漏りを防ぐ効果もあり、いつ屋根修理を実施するべきか、判断できます。
屋根に使われている塗装は新築施工後10年程度で、屋根材の場合は瓦や金属サイディングなど種類によって異なりますが、築後20年以上経過すると耐用年数が迫ってきます。
耐用年数を目安にメンテナンスでダメージが発覚したら細かな補修を行い、大掛かりなリフォームを防ぐことも可能です。でたらめのダメージを説明する悪徳業者の訪問にも、毅然と対応できます。
違和感があったら契約しないこと
屋根修理の悪徳業者は強引な手法で契約を迫る場合があります。
注意点をいくら把握していても、契約を迫られたら怖くなってしまい、承諾してしまうケースもあります。
しかし、優良な業者なら無理に契約を迫る行為は行いません。契約の段階でも違和感があったら、ご家族内で相談したり、他業者にも相談をし、契約を避けるようにしましょう。
契約直後であれば、クーリングオフができる場合もあります。無理な契約を迫る行為は違法である、という注意点も知っておきましょうね。
業者選び以外に知っておきたい屋根修理の注意点とは
この記事では業者選びに絞って屋根修理の注意点を解説していますが、業者選び以外にも知っておきたい屋根修理の注意点もあります。
屋根修理にはいくつかの方法がありますが、雨漏りが進行してしまうと大掛かりなリフォームを要します。
屋根を張り替える必要が発生すると、高額のリフォーム代金が発生してしまいます。できる限り早めに補修を行うことが大切です。屋根のダメージは放置しないようにご注意ください。
まとめ
この記事では屋根修理の注意点について、業者選びの視点から解説しました。屋根は暮らしをカバーしてくれる重要な部位です。定期的にメンテナンスを行い、悪徳業者が近寄らないように対策を講じましょう。
住まいの安全を守るためには、業者選びの注意点をしっかりと把握しておくことが重要です。
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