屋根修理はいつ実施するべき?おすすめ時期や劣化の見つけ方とは
雨漏りや屋根材の落下を防ぐためにも、まずは屋根を適切な時期に修理することが大切です。
しかし、屋根は高所にあるため劣化の症状に気が付きにくいですよね。
そこで、この記事では屋根修理の実施について、おすすめの時期や劣化の見つけ方について紹介します。
ぜひ本記事をメンテナンスにお役立てください。
屋根修理は本当に必要?その理由とは
私たちの住まいはもちろんのこと、マンションやアパート、テナントなどすべての建物には必ず屋根がありますよね。
屋根には塗装や防水加工などが緻密に行われており、屋内に紫外線や雨水などが侵入しないように厳重に作られています。
屋根が無かったら鳥の糞や害獣の侵入も招いてしまいますよね。
では、頑丈に作られているはずの屋根ですが、本当に修理は必要なのでしょうか。
結論から言うと、屋根修理はあるタイミングを迎えると必要になります。
では、どういった理由から修理が必要になるのでしょうか。
以下3つの理由にて解説します。
屋根材は永久に保てるものではない
近年日本においては深刻な空き家問題が発生していますが、お近くに空き家となっている建物はありませんか。
もしもご近所に物件があるようなら見ていただくとわかりやすいですが、屋根は点検やメンテナンスも無く放置してしまうと、朽ちるようにして劣化をします。
屋根材は非常に頑丈に作られており、日本瓦など耐久性に優れているものは驚くことに50年程度~100年程度の耐久性を誇ります。
近年一般的な過程で広く導入されているサイディングなどの屋根材も20年程度~30年以上の耐用年数があります。
屋根材は長持ちすることは間違いなく、加えてさらに耐用年数を延ばすために塗装工事も行われるケースがあります。
しかし、屋根材本体も塗装も永久に保てるものではありません。
塗料に至っては屋根材よりも耐用年数が短く、一般的には10年前後で耐用年数を迎えるとされています。
つまり、屋根材も屋根の一定の時期を迎えたら適切なメンテナンスやリフォームが必要になるのです。
メンテナンスや修理をしないとどうなるの?
では、耐用年数があるにもかかわらず屋根材や塗装を修理しないで放置をするとどうなるでしょうか。
屋根修理をしない場合には以下に挙げるようなトラブルを経験する可能性があります。
1.雨漏りの可能性
屋根を何年も放置していると、ある日直撃した台風などの影響で突然雨漏りを経験する可能性があります。
近年日本では修理が必要になるレベルの台風や冬季の爆弾低気圧を経験しやすくなっています。
自然災害に立ち向かえるような屋根を維持するためにも、屋根は適切に修理することが大切です。
2.屋根材が落下する
屋根修理をしないでおくと、屋根の設置部分が次第にもろくなり、急に落下してしまうおそれもあります。
屋根材は重くて頑丈なため、落下してしまうと事故やケガが起き、近隣住民にも大きな影響を及ぼす可能性があります。
損害賠償請求に発展してしまう可能性もあるので、屋根修理はトラブル防止のためにも必須です。
以上のように適正な時期の屋根修理を逃してしまうと大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。
特に台風や爆弾低気圧による影響を受けやすい秋から冬季にかけては突然のトラブルが起きやすいため注意が必要です。
屋根修理の適切な時期の見極め方とは
屋根修理は適切な時期にメンテナンスや修理を実施することが重要ですが、屋根の上に登ることは普段ほとんどありませんよね。
自宅でありながら危険が多いこともあり、屋根上に登ったことが無い方も多いでしょう。
では、適切な時期に施工全般を実施するためには、一体どのように屋根修理の時期を見極めると良いでしょうか。
結論から言うと、屋根修理を決める際には屋根の劣化症状を把握しておくことがおすすめです。
そこで、まずは屋根の劣化症状についてポイント別に解説します。
新築後10年以上メンテナンスをしていない場合
屋根材自体は耐用年数が20年以上保てるものであっても、塗装が行われている場合には10年前後で劣化を迎えている可能性があります。
塗装が劣化してしまうと屋根材へのダメージが進行したり、防水シートにも影響が発展したりと急激に環境が悪化する可能性があります。
新築後10年以上メンテナンスを実施していない場合は、早急に一度屋根のメンテナンスを検討しましょう。
雨樋が劣化している
屋根上までは目視で点検をすることが難しくても、雨樋は視界に入れることが可能です。
雨樋の劣化は屋根の劣化に直結していることが多いのです。
雨樋に劣化が見られたら屋根とセットでメンテナンスをしてもらうようにしましょう。
ちなみに、雨樋は枯葉や土埃などが溜まりやすく、雨樋本体も劣化しやすいものです。
修理を放置しておくと雨樋としての機能を果たさなくなり、変形したり穴が開いたりと壊れてしまう原因になります。
雨水を建物内に溜め込まず、適正に地面に流すためには、雨樋も点検をしておくことが重要です。
なお、1つの目安として記しておくと、雨樋の平均的な耐用年数は20年程度~25年程度とされています。
異臭・異音がする
屋根付近や天井から湿気を含んだカビのような臭いや、害獣の糞尿のような臭いが慢性的に広がっている場合には、既に屋根材が劣化し穴が開いている可能性があります。
屋根の劣化は進行が始まると一気に加速してしまうことがあります。
すると、天井に浸水してしまったり、ネズミなどの害獣が侵入してしまったりすることも多いのです。
異臭や異音がしたら早期にメンテナンスをされることが大切です。
ずばり、適切な屋根修理の時期は
ここまで屋根の劣化の見極め方を紹介しましたが、適切に修理をする時期はいつがベストなのか具体的に知りたいですよね。
ずばり、オススメの時期は築後10年程度です。
塗装の劣化のタイミングで、屋根材の点検も行っておくことで大規模な張替えのリフォームを避けることもできます。
こまめな修理なら費用も小さく済みますよ。ちょっとした屋根材のずれや雨樋なども直しておくことが重要です。
また、塗装が劣化している場合には屋根塗装も再度行っておくことで美観も良くなり防水効果も高まるメリットがあります。
まとめ
この記事では屋根修理はいつ実施すべきなのか、時期の紹介なども含めて詳しく解説を行いました。
屋根修理や再塗装、葺き替えなどの大掛かりな工事などは費用に大きな開きもあります。
なるべくリフォームを小規模に抑えたい場合には、まず築後10年程度でメンテナンスを行うことがおすすめです。
耐久性には優れた屋根ですが、こまめにチェックしてあげましょうね。
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