マルク板金工業

屋根修理はいつ施工する?塗り替えサインの特徴やタイミングを解説

お住まいの屋根はいつ頃塗装を行いましたか?おそらく多くの方々は、新築時に塗装をして以来、そのままの状態で放置しているのではないでしょうか。

 

そこで、この記事では屋根修理について、塗り替えサインの特徴や施工のタイミングにも触れながら詳しく解説を行います。

 

屋根に多いのはこんなトラブル!再塗装のタイミングを知ろう

いつも安全に住まいを守ってくれる屋根ですが、まったくトラブルを経験しない屋根は少ないと言っても過言ではありません。

 

では、屋根にはいったいどのようなトラブルが起きやすいのでしょうか。この章では屋根に起きやすいトラブルについて解説します。

 

色あせ

新築時には発色が美しく、見た目にも優れている屋根ですが、築年数の経過とともに色あせが目立つようになります。色あせは均等に発生するものではなく、紫外線が降り注いでいる箇所に広がりやすいため、屋根にムラが広がって見えることもあります。

 

住まい全体の外観にも大きく影響するため、早期の補修がおすすめです。

 

塗膜の剥がれ

屋根に施工されている塗料は、長く放置しておくと劣化の症状が進行します。すると、かさぶたがめくれるような症状が屋根に広がります。

 

この症状は塗料の上部にできる塗膜が劣化によって乾燥し、剥がれてしまうためです。細かい剥がれ程度なら外部からは目立ちませんが、塗膜が剥がれた部分は屋根材が剥き出しの状態となってしまうため、雨漏りを起こしやすくなります。

 

ひび割れ

建物から離れたところから屋根を眺めたときに、ひび割れの症状が見られたら、屋根が劣化している証拠です。ひび割れが拡大すると、塗膜の剥がれと同様に雨漏りを起こしやすくなります。

 

屋根材を保護するためにも、塗り替えを検討すべきサインです。

 

屋根材のめくれや落下

台風や強風のあとは、屋根材がめくれあがってしまったり、落下したりする場合があります。この症状は屋根材本体に発生しているため、塗り替え作業では補修できないダメージです。

 

また、めくれや落下の症状は発生の直後から雨漏りを起こすことが多いため、早期の補修が必要です。

塗り替えはどのようなときに適している屋根修理の方法?

屋根修理には、以下に挙げる3つの方法があります。

 

1.塗り替え
この方法は屋根材を塗料で塗り替えする方法です。屋根材本体の交換などは行いません。再塗装することにより、屋根材を保護します。

 

2.重ね張り
カバー工法とも呼ばれている重ね張り工事は、屋根材の上から新たな屋根材を設置する工事です。既存の屋根材の補強は行いません。低予算でも真新しい屋根材に全面補修できるため、人気がある屋根修理方法です。

 

3.張替え
既存の屋根材を解体し、下地から再工事を行う屋根修理を張替え工事と言います。3つある屋根修理の中で最も高額な費用が発生しますが、張替えは屋根材の下部分も補修できるため、雨漏り修理にも適しています。

 

塗り替え工事はどのようなときに適している?

塗り替え工事の本質は、塗装工事です。塗装工事はあくまでも屋根材の上部をカバーし、保護する目的で行われるものです。

 

たとえば、屋根材に深刻な錆などのダメージが広がっている場合、塗り替え工事だけではリカバリーできないため、重ね張りや張替えを検討する必要があります。

 

適切に屋根を維持していくために、塗り替え工事は屋根材本体にダメージが始まる前に施工することが必要です。適切なタイミングで塗り替え工事を行っておくと、屋根材にダメージが起きにくくなります。

 

塗り替えにつながるサインとは

屋根修理には3つの方法がありますが、自宅にマッチする工事を実施するためには、屋根の現状を適切に把握する必要があります。まずは屋根のメンテナンスを受けたあとに、3つの方法から適している工事内容をアドバイスしてもらうことがおすすめです。

 

また、屋根に問題が発生していないと思っても、専門家の視点でメンテナンスを行うと、深刻なダメージが見られるケースがあります。塗り替え工事にもつながる屋根の劣化サインは以下のとおりです。

 

・コケやカビが発生している
屋根の塗料は薄れている程度でも、コケやカビが広がっている場合は屋根の防水力が低下していると考えられます。この症状が発生している場合、塗装が劣化しており、塗膜がダメージを受けている可能性があります。

 

コケやカビは高圧洗浄で洗い流すこともできますが、症状がある以上、防水力を高めるために塗り替え工事を検討することがおすすめです。また、カビやコケが著しく発生している場合は、雨漏りに発展している可能性もあります。

 

・地震などの自然災害後
これまで屋根にダメージがなかった場合でも、地震をきっかけに屋根修理が必要となる場合が多くなっています。屋根材の落下はもちろんのこと、塗膜部分にひび割れが大きく入ってしまうケースがあとを絶ちません。

 

地震のあとは金属板金部分のダメージも起きている可能性が高いため、早めにメンテナンスを受けてください。

 

このように、見るだけではダメージがわからない場合でも、プロが屋根に登って点検してみると深刻なダメージを受けている場合があります。

 

屋根材の汚れが広がっていたり、地震などの自然災害が起きたりしたあとは雨漏りを防ぐためにも屋根のメンテナンスを受けましょう。

 

屋根修理の塗り替え工事は素材にもサインがある

屋根修理のサインを見極めるためには、屋根の素材別にサインがあることも知っておきましょう。屋根材に施されている塗装によって、適切な補修時期がわかります。

 

屋根材別補修サインに合わせて補修しよう

多くの家庭に使用されているスレート瓦の場合、塗り替え時期はおおよそ5~10年程度とされています。セメント瓦の場合約5~10年程度、金属サイディングの場合も約5~10年程度が目安です。

 

平均化するとおおよそ10年程度を迎えたら、塗装が弱くなっている可能性が高いでしょう。このように、自宅に使われている屋根材によって、補修サインがあります。なお、日本瓦のように塗装が行われていない屋根材もあります。

 

まとめ

この記事では屋根の塗り替えについて、塗り替えが分かるサインを紹介しました。塗り替え時期は多くの屋根材において約5~10年程度とされており、塗料の耐用年数も平均化すると約10年程度とされています。

 

適切なタイミングで塗り替えを行うことで、屋根材も守られるため補修コストを抑制する効果もあります。