ー屋根の隙間が生じる理由と問題点とは?ー
屋根の隙間は、建物全体にとって望ましくありません。なぜなら、隙間によって生活に不便をもたらしたり、さらなる問題を引き起こしたりするからです。
屋根に隙間ができた場合にどのような問題が発生する可能性があるのか、気にしている方も少なくないでしょう。この記事では、屋根の隙間がなぜ生じるのか、そして隙間が引き起こすトラブルについて、丁寧に解説していきます。
屋根に隙間が生じる理由
屋根に隙間が生まれるのは、建築上避けがたい課題とも言えます。なぜなら、さまざまな要素によって、隙間が自然と形成されるおそれがあるからです。建物は時間とともに老朽化していくため、屋根材や構造に変化が現れ、隙間が生じたり、広がったりしてしまうのです。
加えて、屋根を接合する際の設計ミスや、接着剤の選択ミス、耐久力への配慮が足りないといった施工不良が原因で、隙間が出来やすくなるケースもあります。
屋根に隙間が生じると、雨水の浸入や風の流入、断熱効果の低下など、さまざまな問題を引き起こします。これらの問題を防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
屋根の隙間を修理する場合は、屋根工事の専門業者に相談し、状況に応じた補修を実施してもらうことが大切です。また新築の際には、隙間ができないよう、耐久性や密閉性を考慮した設計を心がけましょう。
結論として、屋根の隙間は建築上のさまざまな要因によって生じるものであり、適切なメンテナンスが必要です。長い間安全かつ快適に暮らし続けるためには、隙間を生じさせない、あるいは広げないための迅速な対応が重要です。
屋根に隙間が生じる3つの原因
ここからは屋根に隙間が生じる原因を3つ挙げ、具体的に解説していきます。
・屋根材の老朽化
・自然災害による屋根材の損傷
・施工でのミス
屋根材の老朽化
屋根材の老朽化は、屋根の耐久性や安全性に深刻な影響を与える問題です。屋根の劣化は隙間の主な原因となりますが、屋根材の老朽化にはさまざまな要因が存在します。
屋根は、紫外線・雨風・積雪・湿度変化など自然からのダメージにさらされており、時間の経過とともに劣化していきます。外部からの刺激によってヒビなどの損傷が生まれたり、寒暖差によって屋根材が収縮して形が変わったりするため、老朽化は避けられません。
また、屋根材の劣化速度は、周囲の環境によって大きく異なります。たとえば産業地帯や沿岸部は、大気汚染や塩害によって屋根材の劣化が速い傾向があります。このように、隙間の原因となる屋根材の劣化は、主に外部からのダメージが原因です。
隙間ができると、雨や風の侵入、断熱効果の低減などの問題が生じ、住まいの耐久性や快適性が著しく低下します。隙間の発生を避けるためには、定期的な点検と状況に応じた工事が必要です。
屋根は自然からのダメージを受けて劣化し、隙間などのトラブルが生じてしまうものですが、メンテナンス次第で老朽化を抑えられます。建物を長持ちさせるために、数年に一度、専門業者に点検を依頼しましょう。
自然災害による屋根材の損傷
設置から数年しか経過していない屋根材であっても、台風や地震などによって損傷したり、ずれたりするおそれがあります。
屋根材は金具などで下地材にしっかりと固定されているので、強風を受けてたとしても、飛ばされる可能性は低いです。しかし、金具が緩んでしまうリスクは高いです。複数回の台風や地震によって少しずつ金具が外れていき、最終的には隙間が生まれてしまいます。
特に瓦屋根は、一枚ずつ取り付けられているため、隙間が生じやすいです。一枚がずれたり、傷ついたりするだけで屋根全体のトラブルにつながるおそれがあるため、設置時には経験豊富で技術力の高い業者に依頼することが大切です。
通常、屋根は強風や地震にも耐えられるように設計されるものの、時間の経過とともにその強度は低下していきます。小さな傷やズレが積み重なり、台風や地震の際に大きな問題として露呈することも少なくありません。そのため屋根は、定期的なメンテナンスにより、耐久性を保つことが重要です。
自然災害によって屋根材が損傷すると、雨漏りや断熱性の低下などのトラブルにつながるので、点検を怠らないようにしましょう。特に台風や地震のあとは、専門業者に状態をチェックしてもらい、必要に応じて屋根材や金具(板金)を交換して、屋根の耐久性を高めることが大切です。
施工でのミス
屋根に隙間が生じる原因として、施工ミスも考えられます。頑丈な屋根によって建物の耐久性を保つには、正確な施工が不可欠であり、施工にミスがあるとすぐにトラブルが生じてしまいます。
たとえば瓦が正しく配置されていない場合、風や雨によって瓦が簡単に外れ、隙間ができてしまうでしょう。また、瓦が適切に固定されていないと、風圧や振動によって瓦が浮き、隙間が生じます。
専門的なスキルや知識が足りない施工者による作業は、結果的に隙間が生じるリスクを高めることになります。隙間の生じにくい堅固な屋根をつくるためには、実績と信頼性を備えた建築業者への依頼が欠かせません。
また、施工した職人の技術力不足のほか、工法や材料の選択ミスも隙間の原因になります。どれだけ優れた製品であっても、使用する状況や方法が間違っていると真価を発揮できません。建物との相性が悪かったり、適切な準備がされていなかったりすると、隙間などのトラブルの原因となります。
そのため屋根の工事を依頼する際は、高い技術力があり、適切な工法や材料を選択できる業者への依頼が重要です。加えて、問題が生じた場合などのアフターサービスが充実しているかどうかも大切になります。より良い業者に依頼できるよう、いきなり一社に依頼するのではなく、まずは複数の業者に見積もりを依頼して施工プランと料金を提案してもらいましょう。
それぞれの会社の長所と短所を見極めてから、求める施工に適した技術と実績のある業者に依頼すると、失敗するリスクを低減できます。
まとめ
屋根に隙間ができると、雨漏りなどの問題の原因となります。しかし瓦屋根などでは、隙間の発生を完璧に防ぐのは難しいのも事実です。そのため、隙間の発生や原因を迅速に把握し、適切な処置を施すことが極めて重要です。定期的に専門業者に依頼して、屋根をメンテナンスしておきましょう。
ただし施工のミスも屋根に隙間ができる原因として挙げられるため、業者選びは慎重に行うべきです。複数の会社の見積もりを取得して、経験豊富で信頼できる屋根専門の業者に作業を依頼しましょう。
富山県富山市・射水市の屋根・外壁工事、雨樋工事、板金工事
会社名:マルク板金工業
住所:〒939-2746 富山県富山市婦中町浜子1328
TEL:076-465-3518
FAX:076-465-3518
営業時間:8:00〜17:00
定休日:日曜日