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-スレートの屋根修理にかかる費用はいくら?耐用年数や工事方法も解説-

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スレート屋根の修理を検討する際に、まず気になるのが屋根修理にかかる費用や工事方法ですよね。

実はスレート屋根には種類があり、それぞれ費用や工事方法、耐用年数が変わるのをご存知でしょうか?

そこで今回は、スレート屋根の種類や屋根修理にかかる費用、工事方法などを解説していきます。

お住まいのスレート屋根に不具合を見つけた方や、メンテナンスの時期が近づいている方は、ぜひ最後まで読んでいってください。

 

スレート屋根の種類と耐用年数

スレート屋根には、アスベストが含まれているものと、アスベストが含まれていないものの二種類があります。

アスベストが含まれているスレート屋根は、耐久性が高く、耐用年数は20〜30年ほどです。

一方、2004年までに開発・販売されたアスベストを含まないスレート屋根は、耐用年数が15〜20年ほどで、耐久性が低い傾向にあります。

さらに、2004年以降のアスベストを含まないスレート屋根は耐久性が高くなり、耐用年数も20〜30年と長くなりました。

詳しくは後述しますが、アスベストを含むスレート屋根の場合は、工事にかかる費用も高くなるので注意しましょう。

 

スレート屋根のメンテナンス時期

スレート屋根のメンテナンスは、10年前後で行うと長持ちするでしょう。

屋根のメンテナンス方法として主に用いられるのは、塗装です。

また、10年も経つと棟板金などが破損している恐れもあるため、そういった場合にも補修工事が必要となります。

また、葺き替え工事やカバー工法などの全面的な工事は、すでに劣化が進んで雨漏りなどの不具合がある場合に必要です。

塗装などのメンテナンスを行わず、20年ほど放置している場合には、全面的な工事を施工する必要があるでしょう。

雨漏りや屋根に破損がある場合は、早めに工事を検討してください。

できるだけ屋根を長持ちさせたいという方は、定期的に屋根修理業者に依頼をして、屋根の状態を見てもらうと安心です。

 

スレートの屋根修理にかかる費用

スレートの屋根修理には、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。

ここでは工事方法ごとの費用を解説していきます。

 

スレート屋根の補修工事

スレート屋根のちょっとした破損や割れには、シーリングなどによる補修工事が最適です。

小さなひび割れなどの補修は、数万円で修理ができます。

交換や差し替えといった施工方法もありますが、部分的に差し替えや交換を行うことはあまりおすすめされていません。

なぜかというと、スレート屋根の場合は瓦屋根とは違って屋根に釘が打たれており、その釘を引っこ抜いてまでスレート屋根を剥がすと、下の防水シートに穴が空いてしまうからです。

それを放置すると、雨漏りや屋根の劣化につながるので、部分的な差し替えや交換は推奨されていません。

全面的な交換が必要となる場合は、長い目で見て葺き替え工事やカバー工法などによる施工を検討したほうが良いでしょう。

 

棟板金の補修工事

棟板金は、屋根のてっぺんにある屋根材で、常に雨や強風に晒されています。

そのため劣化も早く、浮いたり割れたりしやすい部分です。

そのような不具合があった際には、早めに業者に依頼して対応してもらいましょう。

棟板金の屋根修理にかかる費用は、数万円から30万円ほどです。

 

屋根の塗装

屋根の塗装にかかる費用は、塗料の種類によって変動します。

 

〈アクリル〉約1,000〜1,800円/㎡(5〜8年)

〈ウレタン〉約1,500~2,500円/㎡(7〜10年)

〈シリコン〉約2,000〜3,500円/㎡(10〜15年)

〈フッ素〉約2,000〜5,000円/㎡(15~20年)

 

塗装工事を行うことで、屋根の劣化を防ぐことが可能です。

10年前後に一度、塗装の塗り替えを行うと、より屋根が長持ちします。

カバー工法

スレート屋根のカバー工法の費用は、80〜130万円ほどかかります。

カバー工法というのは、今のスレート屋根に、新たな屋根材を被せて施工する屋根修理の方法です。

屋根の劣化がひどく、広範囲で割れや破損が見られる場合は、カバー工法による施工が最適でしょう。

新しい屋根材には、スレートよりも軽いガルバリウム鋼板を選ぶことで、屋根にかかる負担を減らせます。

 

葺き替え工事

葺き替え工事による工事費用は、約100〜200万円です。

メンテナンスをしておらず20年以上経過している屋根や、雨漏りなどの被害がひどいお家は、葺き替えによる工事を検討されると良いでしょう。

費用はかかりますが、この先何十年も住んでいくことを考えているのであれば、必要な工事です。

 

アスベストを含むスレートの屋根修理には追加費用がかかる

前述したスレート屋根の種類のなかに、アスベストが含まれるスレート屋根がありました。

アスベストが含まれている屋根の場合は、解体費用や処分にかかる費用が高額になります。

アスベストが飛散してしまう危険性があるため、2004年より前に建築された屋根にかんしては注意が必要です。

アスベストが含まれるスレートの屋根修理をする場合には、健康被害の恐れもあるため、必ず「アスベスト診断士」や「石綿作業主任者」などの資格を持つ職人さんがいる業者に依頼をしましょう。

 

スレートの屋根修理に火災保険は適用できる?

台風や強風などで被害を受け、屋根修理が必要になってしまった、というケースには火災保険が適用される可能性が高いです。

これは風災という補償になります。

火災保険が適用できるかは、屋根修理の業者ではなく、加入中の保険会社にしか判断ができません。

そのため、「火災保険を使って屋根修理の費用を無料にできる」と宣伝する業者には注意が必要です。

まずは加入している保険会社に問い合わせて確認してみましょう。

 

まとめ

スレートの小さな破損やひび割れ程度の補修工事であれば、数万円から施工が可能です。

全面的な屋根修理となると、80〜200万円ほどの費用がかかります。

また、スレート屋根には、アスベストが含まれているケースがあります。

健康被害の恐れもあるアスベストが含まれた屋根修理には、資格を持った職人さんがいる業者を選びましょう。

さらに、アスベストが含まれたスレート屋根の場合は、追加で費用がかかるので注意が必要です。

 

雨漏りや屋根の破損などを発見した場合には、早めに屋根修理業者に依頼を検討してください。

 

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