屋根修理はどのような時期に行うべきか、悩んでいませんか。大切な住まいを守る重要な屋根は、しかるべきタイミングでの補修が重要です。そこで、今回の記事では屋根修理の「適切な時期」に焦点を当てて、板金工事のメリットについても解説します。ぜひご一読ください。

 

屋根修理の時期を知ろう！何年目で行うべき？

住まいをしっかりと守ってくれている屋根ですが、一体暮らし始めてから「何年目」で行うべきでしょか。この章では屋根修理の適切な時期について、詳細を解説します。

 

まずは屋根材の耐用年数を知っておこう

私たちの住まいに使われている屋根は、同じ素材ばかりではありません。屋根材にはいろんな種類があり、それぞれ「耐用年数」が異なっています。耐用年数とは、屋根の寿命を意味するものです。寿命を知っておくと、屋根修理のおすすめ時期もわかりますよ。では、屋根材ごとの耐用年数とは一体どのようなものでしょうか。

 

トタンの場合

トタンは塗装を行っているものであっても、新築後7～10年程度で劣化が目立つようになります。塗装が剥げてくると防水性も落ちるため、屋根材の張り替えや補修を検討する必要があります。

 

スレートの場合

セメントに繊維素材を混ぜて、薄い板状に加工したスレートは、多くの住まいに使われていて、トタンと同様に塗装が行われている屋根材です。塗料の種類にもよりますが、新築後10年を超えてくると、さまざまな箇所にダメージが目立ちやすく、メンテナンスが必要になります。スレート本体の耐用年数は20年以上であり長いですが、10年を超える段階でメンテナンスを受けましょう。

 

セメント製の瓦の場合

セメント製の瓦の場合、トタンやスレートよりも頑丈ですが、築後20年程度を超えると劣化が目立つようになります。

 

ガルバリウム鋼板の場合

耐久性に優れているガルバリウム鋼板は、築後20年以上の耐久性を誇ります。ただし、塗料の劣化が進んでいる場合などは、20年目を迎える前にはメンテナンスをしておくことがおすすめです。

 

劣化が目立ってきたらメンテナンスをしよう

屋根の劣化が目立ってきたときは、屋根修理のタイミングです。しかし、ある日突然、屋根修理を検討することは難しいでしょう。そこで、どのような屋根材であってもまずは「メンテナンス」を受けることが大切です。具体的には、以下のような時期を目安に、メンテナンスを検討しましょう。

 

新築後10年以上経過するタイミング

多くの屋根材には塗装が行われていたり、屋根の頂点部分にある金属製の棟板金などの部材が設置されていたりします。これらの部分は新築後10年程度経過すると、劣化が目立つようになり、放置すると雨漏りする場合も。まずは、10年程度を一区切りに屋根全体のメンテナンスを行いましょう。

 

屋根材の割れや欠け

トタンやスレートの屋根が浮いていたり、割れや欠けが目に留まるような状態になっていたりする場合は、屋根のリフォームが必要になることもあります。簡単な屋根修理で終わるケースも多いですが、雨漏りが起きている可能性も高いので、早期にメンテナンスを業者に依頼しましょう。

 

雨漏りなどのトラブル

すでに雨漏りが発生している、異音・異臭が屋根に発生している場合には、できる限り早く屋根修理を行う必要があります。トラブルを放置しておくと、害虫の発生、カビの大量発生につながるおそれがあるため、早期にご相談ください。

 

屋根修理の施工方法｜板金工事の概要とは

屋根修理の時期を考えるにあたっては、多くの屋根を助けている板金工事についても知っておくことが大切です。すでに板金工事を知っている方も、そうではない方も、屋根修理の優れた施工方法である板金工事について触れてみてください。詳しい概要は以下のとおりです。

 

屋根板金工事とは

屋根板金工事とは、屋根の一部に損傷が生じた場合などに、その部分を金属板で補修する工事を意味します。屋根板金を専門とする業者の場合は、金属製の雨樋の設置や補修の工事を行うこともあります。

また、ガルバリウム鋼板などを使った屋根工事も、板金の優れた技術の１つです。瓦のような金属素材ではない屋根であっても、板金を使った屋根修理工事を使うことは多いため、詳しく知っておくと良いでしょう。

 

雨漏り防止には板金工事が欠かせない？

屋根や雨樋を通して雨漏りが発生してしまったら、建物に甚大なダメージが発生してしまいます。一度大きな雨漏りが発生してしまうと、大規模なリフォーム工事を必要とするため注意が必要です。

 
そこで、行われているのが板金工事です。では、なぜ雨漏り防止には板金工事が欠かせないのでしょうか。

 

板金技術は種類が豊富

屋根修理に使われている屋根修理には、棟板金や谷板金などがあり、屋根の形状や部位に合わせて板金技術を応用させています。新築時にも行われているものですが、雨漏りの対策に優れた効果があるためです。

 
特に多くの屋根や、一部の粘土瓦やセメント瓦にも使われている棟板金は、屋根の棟部をしっかりと覆ってくれるものであり、雨漏りブロックに優れた効果を発揮します。屋根の面部分を覆う谷板金は、雨が溜まりやすい部分を覆ってくれるため、長期間にわたって雨漏りをブロックする効果があります。

 
・塗膜防水機能とは

板金の技術は屋根のさまざまな場所を守る効果があり、全国で広く使われているものです。金属と一言でいっても谷板金の表面のように、塗膜防水を行うことも多く、板金技術以外の技術も複合的に合わせて屋根修理を実施しています。

 

板金工事のメリット

耐久性が高い金属板は防水性が高く、長期間にわたって雨漏りのリスクを低減することができます。またさまざまな屋根材に使うことができるため、板金技術は屋根修理に決して欠かすことができないものです。

 
・金属の劣化に注意
金属は非常に優秀な建材として活用されていますが、サビが起きる素材でもあります。「金属だから安心」と慢心をするのではなく、板金部分も定期的にメンテナンスが必要と覚えておきましょう。早い時期でダメージを発見できれば、部材の交換工事で補修が早く完了できますよ。

 

まとめ

この記事では屋根修理の時期について触れながら、板金工事のメリットについても詳しく解説を行いました。優れた板金の技術は、多くの屋根をサポートできるものです。一方で、優れている金属板金にも寿命はあります。ダメージが見つかる前に、当社でまずはメンテナンスを受けてみませんか。