屋根修理を依頼するときに、業者とのトラブルはできる限り避けたいものですよね。

そこで今回は、屋根修理で頻繁に起こるトラブルを六つにまとめてみました。

また、トラブルのもととなる注意したい業者の特徴も、あわせてご紹介します。
手抜き工事や明らかに高額な費用の請求、不利な契約などを防ぐためにも、あらかじめどのようなトラブルが頻発するのかを知っておくと良いでしょう。

屋根修理を検討されている方や、できるだけ修理業者とのトラブルを避けたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

屋根修理で頻発するトラブル6選

屋根修理で業者との間にトラブルが起こることは、決して珍しくはありません。
これからご紹介するトラブルを回避するためには、誠実で丁寧な修理業者を選ぶ必要があります。
以下のトラブルの事例が、不利な契約などを防ぐための一助となれば幸いです。

1. 修理のあとに雨漏りが再発
2. 予定よりも高額の工事費を請求された
3. 工事が保証されない
4. 保険を適用できずに実費額が増えてしまった
5. なかなか工事が進まない
6. 近隣とのトラブル

 

1修理のあとに雨漏りが再発

雨漏りの修理を行った直後に、同じ箇所から雨漏りが再発することがあります。
このような場合は、そもそも工事をした業者が雨漏りのもととなる箇所を修理できていなかったことや、屋根修理を手抜きで行っていたことが原因として挙げられるでしょう。
雨漏りの知識を持たない修理業者が、何度修理を行っても雨漏りは直りません。
このようなトラブルを避けるためには、はじめから雨漏りの知識を持っている業者や、雨漏り修理の実績がある業者に依頼をしましょう。

 

2予定よりも高額の工事費を請求された

契約時にはなかった工事項目が追加されていたり、余分な工事を追加したために説明もなしに費用が高くなっていることがあります。
こうしたトラブルの原因は、修理業者の甘い見積もりや調査、工事の説明不足などが挙げられるでしょう。
屋根修理をお願いする際には、見積書に詳細が書かれているかどうかや、十分な説明をしてくれたかどうかをチェックしてみてください。
また、そもそも契約時に高額な費用を提示され、言葉巧みに契約させられてしまうこともあります。
このような場合には、クーリングオフの制度を使って契約を白紙に戻すことも可能ですので、直ちに契約を解除すると良いでしょう。

3工事が保証されない

一般的に、修理業者には保証期間が設けられています。
しかし、保証の対象だと思っていた内容が、保証の対象外とされ、再工事をしてくれないというケースも少なくありません。
このようなトラブルを避けるためには、事前に保証期間と合わせて保証の内容もよく読んでおくことが大切です。
契約時などに不明点や分からないことがあれば、遠慮せず修理業者に聞いてみましょう。

 

4保険を適用できずに実費額が増えてしまった

屋根修理は、火災保険の適用により費用を安くできる可能性があります。
しかし、火災保険の対象となるのは、自然災害によって屋根が破損した場合のみです。
それを確かめもせずに、ただ「安くなる」「無料になる」といって契約をさせられると、あとで保険が適用できずトラブルになります。
最終的に保険が適用されるか判断するのは、保険会社です。
修理業者との契約は、火災保険が適用されるかどうかや、保険の適用額を確認してからにしましょう。

 

5なかなか工事が進まない

予定していた工期よりも、かなりの時間がかかってしまい、業者との間でトラブルになる事例があります
このような事例には、修理業者の不十分な説明や情報共有の不足などが理由として挙げられるでしょう。
あらかじめ契約内容を確認し、工事の進捗を定期的に確認することが、改善策の一つです。

 

6近隣とのトラブル

屋根修理を行う際に、騒音や飛散物などにより近隣の方が迷惑を被る可能性があります。
工事中に苦情などが入り、工事の中断などといったトラブルに繋がるケースも少なくありません。
このような事態を避けるには、近隣の方にあらかじめ挨拶や説明をしておくなりの配慮が必要です。
誠実な修理業者であれば、しっかりと対応してくれるでしょう。

 

屋根修理で注意したい業者の特徴

手抜き工事などによるさまざまなトラブルを避けるためには、あらかじめトラブルになりそうな業者とは契約をしないことが重要です。
この章では、屋根修理をお願いする際に注意したい業者の特徴をご紹介します。

 

いきなり訪問してきて契約を迫る

営業などでいきなり家に押しかけてきた業者には注意しましょう。
言葉巧みに不安を煽り、必要もないのに契約させられてしまいます。
また、高額な修理費用を要求してくる場合もあるので、要注意です。

 

しつこく勧誘してくる

断っているのにもかかわらず、電話や訪問などにより、しつこく勧誘してくる業者にも注意が必要です。
このような業者は、消費者の立場に立たず、自分たちの利益を最優先に考える悪徳業者である可能性があります。
あまりにもしつこく勧誘してくる場合には、後述する消費生活相談窓口などに相談しましょう。

 

曖昧な見積書しか出さない

屋根修理を依頼する業者を選ぶ際に、費用や修理内容が書かれた見積書は、重要な判断材料になります。
曖昧な見積もりしか出さない業者は、無駄なオプションや必要のない工事を付け足し、高額な請求をしている可能性があるので要注意です。
見積書に詳細な内容や費用の記載がされてあり、それを分かりやすく説明してくれる業者を選ぶと良いでしょう。

 

屋根修理で業者とトラブルになった場合

屋根修理で業者とトラブルになってしまった場合は、一人で悩まず、消費生活相談窓口（消費者ホットライン）に電話をしましょう。
消費者の保護を目的として運営されている公的機関なので、安心して利用が可能です。

消費生活相談窓口（消費者ホットライン）
電話番号：188

 

まとめ

屋根修理を業者にお願いする際は、できる限りトラブルは避けたいですよね。
今回ご紹介したトラブルを避けるためには、あらかじめ不利な契約を迫る業者や、曖昧な説明しかしない業者などに注意することが大切です。
また、仮にトラブルになってしまった場合は、クーリングオフなどによる契約解除や、消費生活相談窓口に相談するといった対処をしましょう。