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ー屋根工事にはどんな種類がある?4つの工法の魅力ー

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住宅は、365日外部からのダメージ、特に紫外線の影響を受け続けています。この厳しい環境から住居を守るのが屋根の役割です。頑丈な屋根のおかげで、私たちは安心して快適に生活できるのです。

 

屋根を外部からの防御壁として機能させるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。屋根材や塗料にはそれぞれ耐用年数があり、時間とともに老朽化していきます。そのため、時期に応じた適切な屋根工事が必要です。

 

「屋根工事」と一括りに言っても、施工にはさまざまな方法があります。賢くコストパフォーマンスの高い屋根工事を行うには、状況に合った工法を選び、依頼することが大切です。

 

そのためこの記事では、屋根工事を4つの方法に分けて、工事を依頼する際のポイントを説明します。

 

屋根工事の種類4選

 

屋根工事は、大きく分けて4つの工法があります。

 

・葺き替え

・カバー工法

・再塗装

・補修

 

工事で用いる工法は、建物の構造や屋根材の種類、現在の屋根の状態に応じて選ばれます。適切な施工を依頼できるように、各工法の特徴や長所・短所を見ていきましょう。

 

葺き替え

 

葺き替えは、現在の屋根を全面的に撤去し、新しい屋根材で再構築する工事です。

 

葺き替えでは、予算に合わせて新しい屋根材を自由に選べるため、屋根のデザインや機能性を変更できます。屋根の下地や防水層も新調できるため、老朽化した屋根であっても、安全性と快適性を取り戻せます。

 

特に、耐久性やデザイン性を高めるために用いられる工法ですが、屋根全体への作業が必要なので、相応のコストと時間が必要です。一般的に、費用は90万円から150万円、工期は10日から18日程度を要します。

 

カバー工法

 

カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を設置する方法で、断熱性や防水性の向上が期待できます。

 

カバー工法は、屋根材がアスベストを含んでいる場合でも安全に工事を進められる点がメリットです。また、全面的な葺き替えに比べ、工期とコストを抑えられるため、費用対効果を重視する際に適しています。費用は大体60万円から100万円、工期は8日から14日が目安です。

 

しかしカバー工法は、葺き替えとは異なり下地材や防水シートはメンテナンスできません。そのため屋根の問題を根本的に解決できるわけではなく、将来的には葺き替えが必要になります。

 

また、屋根材が二重になり重量が増加するため、建物への負担が増えて耐震性が低下したり、下地のメンテナンスが難しくなったりするというデメリットもあります。

 

再塗装

 

屋根の再塗装は、表面の汚れを除去したり、傷を補修したりして、新しい塗料を塗布する工事です。

 

屋根材自体や下地に問題がない場合に用いられる方法で、屋根材の撤去や新しい屋根材の設置が不要なため、工期とコストを大きく抑えられます。また、撤去作業中に発生する騒音の心配もありません。さらに、一部の塗料には断熱や遮熱などの機能があり、住宅の快適性の向上につながります。

 

再塗装にかかる費用は約20万円から50万円、所要期間は8日から16日程度です。費用対効果を重視し、屋根の耐久性や防水性などを取り戻したい場合に適しています。

 

ただし、塗料の性質上、時間とともに劣化するため、約10年ごとの再塗装が必要です。また将来的には、カバー工法や葺き替えが必要になります。

 

補修

 

屋根の一部に損傷がある場合、該当部分だけを補修可能です。損傷した瓦や板金、雨樋などを部分的に修理や交換することで、コストと作業時間を最小限に抑え、屋根の問題を効率的に解決できます。

 

しかし、補修はあくまで短期的な対策であり、屋根全体の耐用年数を延ばすものではありません。広範囲にわたる損傷がある場合、一時的な補修では将来的にさらなる問題を引き起こす可能性があります。

 

そのため葺き替えやカバー工法が必要か、小規模な補修で済むかは、専門業者に判断してもらいましょう。補修の費用や工期は、対象となる損傷の範囲や深刻度に応じて異なります。

 

まずは複数の会社から見積もりを取得

 

屋根工事を検討する際は、複数の業者から見積もりを取得し、予算に応じた計画を練ることが大切です。施工会社にはそれぞれ得意分野があり、葺き替えが得意な業者もあれば、塗装の実績が豊富な会社もあります。そのため、自分が求めている施工を得意としている業者を中心に、見積もりを依頼するのがおすすめです。

 

複数の会社から見積もりを取得したら、予算・施工内容・アフターサービス・担当者の対応などから比較検討しましょう。豪雪地帯における雪対策など、その地域の気候に合った施工を提案してくれているかどうかにも注目が必要です。ホームページなどで施工事例も確認しながら、理想の施工に合った業者を探しましょう。

 

料金が安い場合であっても、長期的にはコストがかさむことがあります。料金の数字だけでなく、さまざまな角度から見積もりを検討し、自分にとって最良の業者に依頼しましょう。

 

屋根の状態は専門家に診てもらおう

 

適切な屋根工事を行うためには、現在の屋根の状態を理解する必要があります。しかし屋根は高所にあるため、自ら日常的に点検するのは難しいです。そのため定期的に専門業者に点検してもらいましょう。自分で屋根をチェックするのは危険ですので、無理に行わないようにしてください。

 

見た目には問題なさそうな屋根でも、専門家がチェックすると重要な問題点が発見されるケースも少なくありません。場合によっては、屋根だけでなく建物自体の補強が必要になる可能性もあります。適切な修理を行わずに屋根工事を進めると、建物全体の耐久性に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しましょう。

 

また、屋根工事には高い位置での作業が伴うため、作業員の安全を確保するために足場を設置します。足場設置には追加費用が生じ、全体の工事費を上昇させる要因となります。そのため、足場を必要とする工事(外壁工事など)とセットで依頼して、設置費用を節約するのがおすすめです。

 

まとめ

 

この記事では、屋根工事の4つの方法と依頼時のポイントについて解説しました。

 

屋根工事には、主に4つの方法があります。

 

・葺き替え

・カバー工法

・再塗装

・補修

 

どれだけ質の良い屋根材を使っても、経年による劣化は避けられません。家を守るためには、定期的なメンテナンスが必要です。それぞれの工法には利点と欠点があるため、屋根の状態や予算に応じて適切な方法を選びましょう。

 

まずは屋根や建物全体の状態を専門業者に診てもらい、見積もりを取得しましょう。

 

富山県富山市・射水市の屋根・外壁工事、雨樋工事、板金工事

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