ー屋根工事の流れを把握しよう!費用節約のヒントや騒音対策もご紹介ー
屋根工事を初めて依頼する際には、どのような作業が行われるのかが不明で不安を感じることがあるでしょう。
屋根工事を含む建設作業は、専門用語が多くて理解しにくい場合が多いです。
この記事で、屋根工事の一連の流れを明確に解説し、工事がどのように進行するかをイメージしやすくします。
屋根工事の流れを4ステップで解説
新築時には輝いて見えた屋根も、時間が経つにつれて徐々に劣化します。これにより、屋根は古く見え、建物の美観にも影響を与えるようになります。
屋根の劣化が目立ち始めたら、リフォームを検討するのが良いでしょう。さて、屋根工事はどのような手順で進むのでしょうか。
以下で、屋根工事のプロセスを4つのステップに分けて説明します。
業者によって多少の違いはあるものの、一般的には以下の手順で屋根工事が行われます。
1.屋根材のチェック
屋根工事を始める際、使用されている屋根材に適した施工方法を採用することが必要です。
このため、屋根の素材を正確に把握することが極めて重要です。
一般的に使用される屋根材には次のようなものがあります。
- ・瓦
- ・スレート
- ・金属サイディング
- ・トタン
素材は新築時の書類で確認できる場合が多いですが、リフォーム業者にチェックしてもらう方法も効果的です。
業者によるチェックでは、素材の種類だけでなく、その劣化状態やリフォームの可能性も同時に評価されるため、屋根工事をよりスムーズに進行できます。
2.屋根工事の施工内容に同意する
屋根工事をリフォーム業者に依頼する際は、工事内容に同意する必要があります。
屋根工事には主に以下の3種類があります。
- 屋根塗装工事
- カバー工法(重ね張り)
- 葺き替え
屋根の状況に応じて、簡単な板金の修理や瓦のズレの修正のような小規模な修理が必要な場合もあります。
適切な工法は屋根の状態に基づいて提案されますが、各工法には特性とコストが異なるため、適切な方法について疑問があれば業者に質問してみるのが良いでしょう。
また、屋根工事を行う際は、どの工事であっても初期段階で「足場の設置」が行われます。これは屋根工事が高所での作業になるため、作業員の安全を確保するためには足場の設置が必要です。
3. 見積もりを取得する
屋根工事を行う際は、数社の業者から見積もりを取得して比較検討しましょう。
残念ながら、屋根工事を扱う中には不誠実な業者も存在するため、注意が必要です。一部の業者は明確な初期費用を提示せず、作業後に高額な追加費用を請求することがあります。
後悔しないためにも、複数の業者から見積もりを取り、市場価格を理解することが重要です。
4. 施工開始から完了まで
現在の屋根の状態を考慮した上で、屋根工事を開始します。
工事の内容や屋根の規模によって工期は異なりますが、通常は最長で約1か月を見込むことになるでしょう。
一方、小規模な補修作業などの簡単な屋根工事は、約1週間程度で完了することが多いです。
塗装工事を行う際には、塗料のにおいが室内に入らないように、通常はすべての窓を閉じます。
屋根工事の期間中は、住宅が足場で完全に囲まれるため、日常生活に多少の不便を感じる可能性があります。
施工が完了すれば、足場は撤去され、工事は全て終了です。
高額な屋根工事の費用を節約するヒント
屋根工事の総費用は施工内容によって異なりますが、足場の設置などを含めると高額になることがあります。
特に葺き替え工事は工事費が高くなりがちで、数百万円を要することもあります。そのため、屋根工事の必要性に躊躇することがあるかもしれません。
しかし、屋根の損傷を放置すると、雨漏りが発生し木造部分が腐るリスクが高まります。屋根の修理は住宅を守るための重要な投資ですが、費用を抑えたいというのも理解できます。
屋根工事のコストを抑えるための方法をいくつか紹介しましょう。
1.補助金を利用する
多くの自治体が住宅リフォームのためにさまざまな補助金や助成金を提供しています。補助金や助成金の条件は自治体によって異なるため、自分のリフォーム計画がこれらの制度の対象になるかを確認することが重要です。
特に、耐震改修や屋根に太陽光パネルを設置する工事に対して支援を提供している自治体が多いです。
これらの補助を利用することで、リフォームの費用負担を少しでも軽減できると良いですね。
2.火災保険を活用する
もし屋根が自然災害によって損傷した場合、火災保険から保険金が支払われることがあります。
加入している火災保険の条項によりカバーされるリスクは異なりますが、台風や風災を含む保険は珍しくありません。
経年劣化によるダメージは通常カバーされませんが、自然災害による損害の場合は、保険の代理店や保険会社に相談することをおすすめします。
ただし、マンションの保険など家財を対象とする保険では、屋根工事は通常含まれていないことが多いです。
屋根工事に伴う騒音対策
屋根工事は通常、足場の設置から始められますが、この工程で大きな騒音が発生することがあります。
また、工事が終わった後の足場の解体時も同様に騒音が生じます。
特に、重ね張り工法を採用する屋根工事では、板金を加工する際の音が大きくなる可能性が高いです。このため、家での時間が不快に感じられるかもしれません。
在宅勤務をしている方にとっては、この騒音が特に問題になる可能性があります。そのため、工事を始める前にリフォーム業者としっかりと打ち合わせを行い、騒音が予想される日や時間を事前に知っておくことが重要です。
これにより、騒音の多い時間帯には外出する、オンライン会議のスケジュールを調整するなどの対策が可能になります。
まとめ
この記事を通じて、屋根工事の一連の流れを解説しました。これにより、屋根工事がどのように進行するかのイメージが湧いたと思います。
さらに具体的な流れについては、屋根工事を行う業者に直接確認すしましょう。
工事の流れを理解しておくと、騒音が発生する可能性のある時期を事前に知り、対策を立てることができるメリットがあります。
また、工事の完了時期も把握できるため、計画的に対応することが可能です。
屋根工事を依頼する際には、工事の流れをしっかりと把握しておくことが役立ちますので、是非とも意識してください。
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