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トタン屋根の寿命はどのぐらい?屋根修理のポイントを解説

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今も多くの住まいの屋根を守っている「トタン」ですが、寿命は一体どの程度あるのでしょうか。メンテナンスやリフォームをせずにトタンを放置してしまうと、錆が進行します。

 

そこで、この記事ではトタン屋根の寿命を焦点に、屋根修理のポイントを詳しく解説します。ぜひ、ご一読ください。

 

トタン屋根とはどのような素材でできている?

近年はガルバリウム鋼板の普及から、トタン屋根の住まいを見る機会は減少しています。しかし、今なお多くの住まいの屋根には、トタンが活躍しています。

 

では、トタン屋根とはそもそもどのような素材でできているのでしょうか。

 

トタンは亜鉛メッキを鋼板にしたものを指します。つまり、ガルバリウム鋼板の普及よりも前に活躍していた金属板の屋根なのです。

 

ガルバリウム鋼板やエスジーエル鋼板との違い

金属サイディングと呼ばれているガルバリウム鋼板は、近年カバー工法と呼ばれる工事でも多く利用されています。トタンとガルバリウム鋼板の違いは、アルミの有無です。

 

ガルバリウム鋼板は金属板の弱点をカバーするために改良されており、トタンと比較すると耐久性を高めるためにアルミがプラスされています。

 

近年人気のあるエスジーエルと呼ばれる素材も耐久性が高く人気ですが、エスジーエルの場合には亜鉛とアルミに加えてマグネシウムが付加されています。

 

トタン以外の金属板の進化が続いており、トタンの活躍は自然と減少しているのです。

 

トタン屋根の寿命とは?

メッキの技術を生かした屋根材として活躍しているトタンですが、長年使用している屋根を見てみると、錆が進行している場合がありますよね。

 

では、トタン屋根の寿命とはズバリどのぐらいなのでしょうか。トタン屋根の寿命は一般的に20年程度(メンテナンスをすればそれ以上)と言われていますが、さらに早くダメージが進行しておるリフォームが必要なケースがあります。

 

その理由は「塗装」に挙げられます。

 

トタン屋根を何の加工もせずに屋根材として使用すると、すぐに錆や腐食が進行します。こうしたトラブルを防ぐためには、トタンに塗装工事を行っておく必要があります。

 

古いトタンの家屋が、ブルーや赤などのカラフルな色をしているのは、ただのデザインだけではなく金属を保護する意味があるのです。

 

塗装をしないとトタンはどうなる?

塗装がなされているトタン屋根ですが、もしも塗装の劣化を放置してしまうとどうなるでしょうか。まずは、第一段階として塗装の劣化が進行します。

 

主な特徴は「色褪せ」と「剥がれ」ですこの症状はトタン以外の屋根材にも見られる劣化症状で、ガルバリウム鋼板などの素材であっても見つかります。

 

色褪せや剥がれは塗装の機能が落ちている証拠であり、屋根材本体へのダメージが始まることを意味します。そのままの状態を放置すると雨漏りや腐食が起き、屋根全体が茶色く錆びたようになってしまいます。

 

建物全体にダメージが起きてしまうため、塗装をこまめに行い、屋根全体を守ることが重要です。

 

トタン屋根の適切な屋根修理タイミングとは?

劣化が目立ってきたら、トタン屋根の修理を検討しましょう。

 

では、適切な屋根修理のタイミングとはいつなのでしょうか。

 

タイミングを逃すと先に触れたようにトタンの色褪せなどが進行するため、以下に紹介する目安をめどにメンテナンスを行いましょう。

 

塗装の劣化の目安は10年

トタンに使われている塗料の種類にも寄りますが、ベストな屋根修理のタイミングを知るためには、まず「メンテナンス」を行うことが重要です。

 

塗装の寿命は一般的に10年程度と言われており、新築後10年程度が経過したら屋根修理のタイミングに備え、まずはメンテナンスをしましょう。

 

もしもこの時点で塗装に剥がれなどが見つかったら錆を防止する工事をお願いしましょう。ただし、塗装工事を決める前には別の屋根修理の方法も検討することがおすすめです。

 

屋根修理の方法は塗装以外に2種類

トタンのメンテナンスは「塗装工事」がメインですが、トタンに錆や腐食がすでに発生している場合、近い将来に屋根材の交換が必要となる可能性があります。

 

屋根材本体の劣化は塗装工事だけでは補えないためです。では、塗装工事だけでは屋根修理に不足感がある場合には、どのような方法が挙げられるでしょうか。塗装工事以外の屋根修理の方法は以下の2つです。

 

1.重ね張り工事
トタンを新たな屋根材でカバーする工事を「重ね張り工事」と言います。重ね張り工事は新しい屋根材で古くなった屋根材に蓋をするように工事する工法のため、カバー工法と呼ばれています。トタン屋根をカバーする場合は、ガルバリウム鋼板が使用されます。

 

2.葺き替え工事
既存の屋根材を解体して、新しい屋根材を設置する工事を「葺き替え工事」と言います。

 

葺き替え工事は瓦葺きなど別素材の屋根材にも行われる工事ですが、トタンから新しい屋根材に換える場合は、瓦やスレート等の素材ではなく軽くて丈夫なガルバリウム鋼板が使われることが一般的です。葺き替え工事は好きな屋根材なら何でも交換できるものではなく、耐震性にも考慮して決める必要があります。

 

トタンにはこまめなメンテナンスが必要

トタンを守るためには塗装でしっかりとコーティングする必要がありますが、いざ塗装工事をしようとすると深刻な劣化症状が進行していることが少なくありません。

 

実は、トタンには雨漏りが発生しやすい「ある理由」があるのです。その理由とは、勾配にあります。トタンは勾配が緩く作られており、雨漏りが発生しやすい形状です。

 

本来は形状に無理をしなければ雨漏りは発生しにくいのですが、古い住まいの場合には緩すぎる傾向があります。放置してしまうといつの間に腐食が進行する、という注意点があるため覚えておきましょう。

 

トタンは急速に錆が起きることもあり、穴が開いてしまうこともあります。こうした不具合への屋根修理はご自身で修理することも可能です。

 

しかし、いくら勾配が緩いとはいっても、屋根修理は高所作業を要します。転落のおそれもあるため、細やかで適正な管理をするためにも、屋根修理はプロに依頼されることがおすすめです。

 

まとめ

この記事ではトタン屋根に注目し、屋根修理の内容やメンテナンスが必要な理由についても詳しく解説しました。屋根修理にはさまざまな方法がありますが、トタンの場合は塗装をメインにしっかりとメンテナンスを行うことが重要です。

 

大掛かりなリフォームをできる限り遅らせ、いつまでも暮らしを守るためにも、トタンが劣化しないように注意しましょう。

 

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