屋根修理の決め手は耐用年数?劣化の症状を知り適切に修理をしよう
ふと気が付くと屋根が傷んでいる、台風のあとに屋根にダメージが発生している、こんな時にはどのように対処すべきでしょうか。
今回の記事では屋根修理について、耐用年数の視点から詳しく解説します。
劣化の症状にも触れますので、是非ご一読くださいね。
屋根が傷んでいる!こんな時にはどうするべき?
ふと気が付くと、屋根材がズレていたり、塗装が剥げていたりしませんか。
屋根は私たちの住まいを守ってくれる大切なものですが、雨風の影響を強く受けるため時折激しいダメージを負うことがあります。
また、パッと見た感じにはダメージが無くても、屋根塗装や屋根材の耐用年数が迫る頃には、意外と傷んでいるものです。
では、屋根が傷んでいる場合にはどうするべきでしょうか。
結論から言うと、屋根の傷みを見つけたら「修理」が必須です。
屋根の修理を放置してしまうと、雨漏りに至る可能性があります。
また、屋根材の固定が甘い状態を放置してしまうと、台風などの影響によって屋根材が吹き飛ばされてしまい、周囲に落下してケガや破損を引き起こす可能性もあります。
深刻な事態をあえて招く必要はないはずです。
適切な修理を行い、トラブルのない屋根を目指しましょう。
屋根材の耐用年数とは?
普段私たちの家の頂上を守ってくれている屋根ですが、長く暮らしていると自宅に使われている屋根材がどんなものであったか忘れてしまうことがありますよね。
そこ現在多くのご家庭で使われている屋根材は「スレート」や「ガルバリウム鋼板」と呼ばれるものが多くなっています。
使われている素材が不明な場合には、新築時の資料などを確認してみてくださいね。
スレートの場合、耐用年数は20~30年程度、ガルバリウム鋼板なら15~20年程度が屋根材としての耐用年数です。
しかし、これらの屋根材は屋根塗装を実施しています。
屋根塗装がダメージを受けていると、屋根材本体のダメージも進行していることが多く、耐用年数よりも早く劣化が大きい可能性があるので注意しましょう。
古典的な屋根材である瓦はスレート等よりも耐用年数が長く、50年以上持つこともあります。
ただし、瓦は1枚ずつ設置しているため、1枚単位でズレてしまったり落下してしまったりと意外なトラブルがあります。
定期的に瓦であってもメンテナンスを行うようにしましょう。
屋根材で注意すべき素材は「トタン」です。トタンは耐用年数が短く、10年程度で著しく痛みが進行することも多くなっています。
雨漏りのリスクも高い素材ですので、早めにメンテナンスや修理を検討しましょう。
屋根修理を依頼するための目安はある?
屋根材には上記で解説のように耐用年数がありますが、普段の生活の中で屋根の上に登って劣化の症状を確認することは無いですよね。
すると、いつの間にか深刻なダメージに発展してしまうことがあります。
では、屋根修理を依頼するためのわかりやすい目安はあるでしょうか。
おすすめの目安は「メンテナンス」です。
基本的に屋根の耐用年数を平均値化すると、瓦以外の屋根材は新規設置後10年前後でメンテナンスが推奨されています。
瓦の場合には瓦のズレや漆喰のダメージが進行することがあるので、15~20年程度でメンテナンスを行うことがおすすめです。
瓦以外の屋根材は屋根塗装の劣化によって屋根材本体の劣化が左右されることが多く、塗装のチェックのためにも10年が一つのメンテナンス目安とされているのです。
なお、台風や強風による風災があった場合には、この限りではありません。
ダメージを受けたかも、と思ったら早めにメンテナンスを依頼することがおすすめです。
特に屋根材の上に設置したテレビアンテナに異常があった場合には、屋根材にもダメージが起きた可能性があります。
雨漏りや屋根材の落下に至らせないためにも、メンテナンスは適切なタイミングで依頼をしましょう。
耐用年数を迎えたら屋根材はどうする?修理方法を考えよう
屋根材には耐用年数がある以上、ある時リフォームを検討するべき段階が訪れます。
では、耐用年数を迎えたら屋根をどのように修理すべきでしょうか。
屋根の修理方法を紹介します。
屋根塗装の工事を考えよう
屋根をメンテナンスしたところ、屋根材本体にダメージは無くても塗装が劣化していることがよくあります。
こんな時は屋根塗装の工事を実施しましょう。
屋根塗装の工事は屋根材に再塗装を行う工事のことです。
屋根修理の工事には色んな方法がありますが、塗装工事は屋根材本体を入れ替えるものではないため、費用を抑えて修理をすることができます。
塗料を塗り替えることで屋根材をコーティングできるため、屋根材本体の寿命を延ばす効果もあります。
カバー工事を考えよう
近年割安ながら屋根を一気にリフレッシュできる工事として人気が高まっているのがカバー工事です。
この工事はカバー工法と呼ばれる手法で屋根を修理します。
今ある屋根の上に、新たな屋根をカバーするもので、古くなった屋根材を撤去する必要がありません。
塗装とは異なり、新たな屋根材に設置するため屋根が美しく生まれ変わる効果もあります。
葺き替え工事を考えよう
屋根材全体に劣化が進行している場合には、思い切って葺き替え工事を行うこともおすすめです。
葺き替え工事は費用が高くなることがありますが、屋根材の下の下地や建材などもチェックしていきます。
ダメージを根こそぎ見直すチャンスが広がっているのです。
葺き替え工事は築年数が経過した家に行われることが多く、増築など大規模なリフォーム工事を前提に行われることが多くなっています。
屋根修理の前に知っておきたい長持ちのコツとは
屋根修理はいずれ訪れる宿命だとしても、できれば高額の出費は避けたいところですよね。
そこで、屋根修理をできるだけ先延ばしにするために、長持ちのコツを紹介します。
屋根材を大切に扱うためには、「こまめなメンテナンス」が一番です。
屋根材は頑丈ですが、近年ゲリラ豪雨などの増加によってダメージの発生頻度が高まっています。
ちょっとした違和感を覚えたら、まずはメンテナンスを心掛けましょう。
早期発見・早期修理が屋根を長持ちさせるコツです。
まとめ
この記事では屋根修理について耐用年数の視点から詳しく解説を行いました。
屋根修理を確実に実施していくためには、メンテナンスを欠かせないことが大切です。
私たちの暮らしをどっしりと守ってくれる屋根が劣化してしまうと、暮らしに大きな悪影響を及ぼしてしまいます。
小さな異常に気付いたら早めにメンテナンスをご依頼ください。
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