屋根修理はいつするべき?ベストなタイミングを詳しく紹介
住まいの屋根を長持ちさせるためには、適切なタイミングでの屋根修理がおすすめです。しかし、普段は目を向けることが少ない屋根は、いったいいつ修理をするべきなのでしょうか。
そこで、この記事では屋根修理のタイミングについて、考察も踏まえながら詳しく解説します。
屋根修理は実施が必要!放置するとどうなるのか?
私たちの暮らしに欠かせない屋根は、適切なタイミングで修理を行わないと「劣化」し、雨漏りが起きやすくなります。屋根材にはいろいろな種類があり、瓦など非常に頑丈な屋根材もありますが、瓦のずれを放置しておくと雨漏りに至ってしまいます。
また、多くの住まいで使われているスレートやサイディングも、長年使っていると雨漏りが生じやすくなるため、適切なタイミングでの修理は欠かせないのです。
特に雨漏りが発生してしまうと、建材や内装にも大きなダメージを与えるうえ、応急処置の工事を行わないままでは家具類まで傷んでしまいます。
大きなトラブルを起こさないためにも、点検も踏まえつつ屋根修理を行うことがおすすめです。
屋根修理のベストタイミングはいつ?
では、大きな屋根のトラブルを避けるためにも、ベストタイミングで屋根修理を行うには、いったいどうするべきでしょうか。
この章では屋根修理のタイミングについて4つの視点から詳しく紹介します。
1.5年点検・10年点検などのメンテナンスを活用する
新築の住まいを購入すると、ハウジングメーカーや工務店によっては定期的なメンテナンスを実施してくれることもあります。長期間の補償がある場合は30年に及ぶケースもあり、住まいの内装・外装ともにメンテナンスをしてくれるので安心です。
屋根についてもメンテナンスをしてくれるので、ダメージの拡大を防ぎ、適切なタイミングでリフォームできるというメリットがあります。
2.些細な変化に気付いたとき
屋根や住まいに些細な変化が起きたら、早めに屋根のメンテナンスを受けることがおすすめです。
例として、以下のような変化です。
・天井から異音や異臭がある
・雨樋が壊れている、水が受け切れていない
・遠くから見ると、屋根が退色している
・屋根塗装から10年が経過している
このようなケースでは、屋根にダメージが発生している可能性があります。特に屋根に塗装が行われている場合は、塗装のパワーが落ちる「塗装後10年」をきっかけに、屋根の防水力が下降していく可能性があります。
変化を感じたら、まずはすぐに専門家に相談してください。
・天井の異変は何を意味する?
異音や異臭など、天井に違和感がある場合には、どのようなトラブルが起きているでしょうか。屋根の代表的なトラブルは「雨漏り」ですが、実はそれ以外にも知っておきたいトラブルがあります。それは「害虫・害獣」のトラブルです。
屋根にはネズミやハクビシンなどの害獣が住み着きやすく、そのまま放置しておくと病原菌が滞留してしまうトラブルとなります。また、屋根に隙間がある状態を放置していると、ゴキブリなどの害虫が侵入してしまいます。
天井の異変は害虫や害獣を招き入れている可能性を示すのです。早期に対策を行いましょう。
3.屋根塗装の耐用年数を迎えるとき
屋根には屋根塗装が行われていることがあります。塗料は屋根材本体よりも耐用年数が短く、早めにリフォームが必要です。塗装の耐用年数は塗料によって異なっています。
まずはメンテナンスを行い、塗料のリフォームも視野に相談することがおすすめです。
4.災害などでダメージを受けたあと
台風やゲリラ豪雨などの被害は、日本国内で毎年のように深刻な事態を引き起こしています。このような災害は屋根に深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。
災害による屋根のダメージは、火災保険での支払い対象となることが多いため、被害後は早期に確認することがおすすめです。
屋根修理にはどのような方法があるのか?
屋根修理が必要となった場合には、どのような方法での修理を検討するべきでしょうか。この章では適切なタイミングで工事に臨むためにも、屋根修理の方法についてアドバイスします。
補修工事
屋根工事は補修工事と呼ばれる方法があります。補修工事とは、屋根材のダメージを一部補修したり、使用されているコーキングを打ち直したりする工事です。棟板金部分の交換も、補修工事に該当します。
このような補修工事は屋根の全面補修を行わなくても良い程度のダメージの際に利用されています。
塗装工事
屋根に塗装が行われており、塗装部分にのみダメージがある場合は、塗装工事によるリフォームが行われています。屋根全体を塗料で塗り直す工事です。
この工事は屋根の大きさにもよりますが、基本的に足場が必要となる工事のため、約10日間ほどの期間を要することが一般的です。
カバー工法による工事
屋根材にダメージが見られる場合、新たな屋根材で蓋をする「カバー工法」による工事が行われることがあります。カバー工法の工事は、屋根が2重となるため耐震性に影響します。
そのため、じっくりと工事の有無を検討することがおすすめです。しかし、次に紹介する葺き替え工事よりも費用は安いため、人気があります。
葺き替え工事
屋根材全体を新規の屋根に変える工事を、葺き替え工事といいます。瓦、サイディングなどいろいろな屋根材があり、新たな屋根材に交換することで下地などもリフォームできます。
古い家屋の全面リフォーム時によく行われる方法ですが、屋根に深刻なダメージが見つかった際にもおすすめです。
屋根工事の前に応急処置が必要なケースとは
屋根工事は高所作業となるため、一部の工事では足場を設置し、本格的に工事を行う必要があります。しかし、屋根のダメージによっては応急処置が必要なケースもあります。
たとえば、瓦が台風で吹き飛んでしまったり、雨漏りが急激に発生してしまったりなどのケースでは、住まいに大きなダメージが起きているため、応急処置が必要です。
まとめ
この記事では、屋根修理のタイミングについて、さまざまな視点で詳しく解説しました。屋根は修理をしなければ住まいに大きなダメージを与えてしまうため、適切なタイミングでの修理が欠かせません。
ぜひこの記事を参考に、あなたの住まいの屋根もチェックしてみてくださいね。
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